10月29日から開催されるRainbow Six Japan Invitational 2022に出場する全8チームのチーム紹介記事です。第5弾はどのゲームタイトルでもトップを走り続けるFNATICです。RJL 2022では年間3位にも輝き、APACLではSix Major出場もあと少しまでに迫った彼らの強さとは。
FNATIC メンバー紹介
2018年にR6S部門を設立したFNATICはMag選手やDizzleコーチらを獲得し、競技シーンに参入しました。7度の世界大会出場を果たし、2度世界ベスト4にも輝いています。そんなFNATICはチームを2020年から日本への移住を検討していましたが、COVID-19が原因で移住計画は白紙となってしまいました。しかし、日本での活動を目指すFNATICは2022年2月に元GUTS Gamingの4選手とChibisu選手、元Gamma GamingのPhenomeneコーチを獲得を発表し、RJLに参戦しました。
2022年9月に再びロスター変更する決断をしました。FAVからRamu選手とNTHからTyopi選手を獲得し、現ロスターとなりました。
FNATICの強さとは
シーズン成績
結果 | |
RJL 2022 Season 3 Regular Season | 2位 (6勝3敗) |
APAC League 2022 Stage 3 | 5位 (3勝3敗) ※10/24現在 |
新生FNATICとして挑んだSeason 3, Stage 3となりました。RJLではCAGやSZに勝利して2位に輝きました。年間順位ではCrest Gaming Lstを抑え3位となりました。APAC Leagueでは韓国チームに苦戦し、Six Major出場を逃してしまいました。
3本の矢と経験豊富な2人
エントリーなどの前衛を務めているのはTyopi選手、Chibisu選手、Lily選手の3選手です。この3選手は両リーグでのファーストブラッドにおいて75%以上関わっています。それに加え、エントリー勝負における勝率が非常に高いです。特にRJLではTyopi選手は71.4%、Chibisu選手は69.0%、Lily選手は57.1%という数字です。SiegeGGにおけるエントリーランキングではこの3選手が上位におり、この3本の矢をどう止めるか他チームは苦戦するでしょう。
そして、このエントリー勝負の勝率の高さを支えているのはMag選手とRamu選手の2選手です。2選手とも世界大会ベスト4に輝いたこともあり、非常に経験豊富な選手です。Ramu選手は元々アタッカーの選手ですが、サポート職や指示出しを行い、若手選手らに経験を積ませるといった役割も担っています。
そして、FNATICのもう一つの強さとしてカバーの速さがあります。味方との距離感が非常に良く、キルされても誰かがトレードに繋げることが出来ています。
マップ勝率&BANデータ
現在のロスターとなってまだ日が浅いため、勝率における良し悪しはなんとも言えません。マップBAN傾向としては、山荘や高層ビル、ヴィラでのBANが多く見られました。BO3においてもこの3マップのうち2マップは確実にBANするでしょう。
RJI 2022対戦相手
初戦はFAV gamingとの対戦となります。Ramu選手にとっては古巣との対決、FAVのYura選手とLi9ht選手にとっても古巣との対決となり、互いに負けられない1戦です。RJI 2022 Finalへは3勝が必要です。長い道のりとなりますが、再び世界へ挑むFNATICが見たいですね。