2月7日に開幕するSix Invitational 2023。SiegeGamersでは出場するチームを毎日2チームずつ紹介しています。第2弾は2022シーズンの世界大会に全て出場したWolves Esportsです。ここまでの最高成績はベスト8。チーム史上初のベスト4以上を目指す彼らに注目です。
Wolves Esports メンバー紹介
Wolves Esportsは元Team VitalityのメンバーをSix Charlotte Major 2022前に獲得した組織です。新しいチームですが、ほとんどの選手が古くから競技シーンで活躍しています。
メンバーについてはEuropean League 2022 Stage 1にMowwwgliを獲得して以降、同じメンバーで2022シーズンを過ごしました。今シーズンのEULでの成績は非常に良く、今季全てのSix Majorに出場しました。しかし、世界大会での最高成績はベスト8と望んだ結果とは言えません。1年間の集大成とも言えるSix Invitationalで結果を残せるか注目です。
European League 2022 – Stage 1* | 3位 |
Six Charlotte Major 2022 | グループステージ3位 |
European League 2022 – Stage 2 | 1位 |
Six Berlin Major 2022 | ベスト8 |
European League 2022 – Stage 3 | 1位 |
Six Jönköping Major 2022 | ベスト8 |
European League 2022 – Finals | 3-4位 |
チームの特徴/データ
特徴
各選手のロールは以下のようになっています。
・Mowwwgli: エントリー
・P4: 2ndエントリー
・risze: フレックス
・BiBoo: フレックスサポート
・Shiinka: サポート
Mowwwgliのエントリー力には目を見張るものがあり、1st kill獲得数はヨーロッパ3位と素晴らしい成績です。Mowwwgliのエントリーから始まるWolvesの攻撃はかなり脅威です。P4は2ndエントリーを担い、時にはMowwwgliに代わってエントリーで勝負を仕掛けることもあります。
シーズン後半になるにつれ調子を上げてきたのはBiBooでした。Stage 2ではチームトップのRatingを誇りました。攻撃ではサポート職、防衛では現地の要として活躍しました。30歳でチーム最年長でもあるriszeは豊富な経験量を武器に攻撃では柔軟に、防衛では遊撃でキルを重ねています。ベテランプレイヤー2人の底力にも注目です。
Shiinkaはプランターを務め、クラッチマスターでもあります。重要な場面でのクラッチの多さが印象的です。
データ
EUL Stage 2,3ではリーグ戦において圧倒的な強さを見せつけ、攻防ともにリーグ屈指の取得率となりました。Stage 3では攻撃取得率はリーグ1位と素晴らしい結果で終えました。優勝を目指して挑んだSix Jönköping Major 2022ではベスト8においてTeam BDSと対戦し、0-2で敗退してしまいました。しかし、年間を通しての攻防成功率は高く、安定した戦いができています。
リーグ戦では安定した強さを見せるWolvesですが、BO3での勝率が良くありません。A-Tier*やS-Tier*でのBO3では今季1度も勝てていません。Jönköping Major前のSiegeGGのインタビューにおいてBiBooは「最も重要なのはBO1に勝つこと」と答えており、BO1での強さは保証できますが、前回のフォーマット通りなら、グループステージもBO3での戦いが予想されるため、この準備期間でいかにマッププールを広げれるか注目です。EUL 2022 Finalsでは取得率の低いカフェをピックしているため、実戦形式でプレイできたのはWolvesにとって大きいものだったでしょう。
*A-Tier: 各地域リーグ、S-Tier: 世界大会
グループステージ日程
発表され次第公開します。
今回はEUで1シーズンを通じて安定した強さを見せたWolves Esportsの紹介記事でした。今回も優勝候補と言っても十分でしょう。彼らの活躍が本当に楽しみです!