9月17日に開幕したXMOMENTが主催するRainbow Six Japan League 2022 Season 3。今季最後のSeasonとなっており、優勝争いやRJI出場争い、残留争いが多く繰り広げられるでしょう。
まずは開幕週となった、第1節から第3節までの結果を振り返っていきましょう!
第1節 (9/17)
FAV 7-2 USG
MAP: 山荘
FAV gamingはSeason 2より3人の選手を入れ替えて挑んだこの初戦。防衛スタートとなったFAVはまとまった動きでリテイクを成功させるなど、カバー力の高さを見せ、5-1で折り返すことに成功させます。その勢いのまま勝利を手にしました。
-インタビュー-
Q. 3人変更してどんなところが変わりましたか?
A.(ShiN選手)エントリーを担当しているYura選手やSironeko選手が安定しているので、後ろにいる自分やAfro選手、Li9ht選手が楽に試合を進めることができ、思った通りのプランが遂行できました。ラウンド間のVCが非常にいいです。
FNC 7-3 IGZ
MAP: クラブハウス
FNATICも3人ロスターを変更して初戦に挑みました。攻撃時におけるChibisu選手のエントリーの強さを活かした戦術で見事勝利しました。
-インタビュー-
Q. 新生FNATICとなりどう変わりましたか?
A.(Chibisu選手)敵と交戦するときのRamu選手の声出しがあり、緩急のあるチームになったと思います。
PSG 7-4 CGL
MAP: オレゴン
Season 1,2と苦しい試合が続いたPSG Esportsはこのオフにロスターを変更を行い、Season 3が始まりました。全員アタッカー出身ということもあり、攻撃面では洗練された戦術を見せました。防衛ではCGLの傾向にしっかりと対策することができ勝利を掴みました。
-インタビュー-
Q. オフシーズンにどんな練習をしましたか?
A.(iZRO選手)まだ結成して間もないので、ミクロ面での合わせやチームワークを高める、カバーの距離感を高めました。
CAG 7-1 SG
MAP: オレゴン
ゲームスタートから勢いの強さを見せたのはCYCLOPS athlete gamingでした。攻撃で5-1とリードして折り返すと、その勢いは衰えず7-1と圧倒的な強さを見せ勝利しました。
-インタビュー-
Q. オフシーズンはどんなところに力を入れて練習しましたか?
A.(BlackRay選手)メタに合わせて練習してきました。今はどのメタが強いのかを考えて練習に挑みました。
SZ 7-5 RC
MAP: オレゴン
APACL昇格へ、SCARZはREJECTとの対戦となりました。互いに対応力の高さを見せましたが、一歩上回ったのはSCARZとなりました。勝点3を獲得し、入替戦出場へ大きな勝利となりました。
-インタビュー-
Q. 勝利した今の気持ちを教えてください。
A.(Pyon選手)REJECTがAPACLでSBXGに勝利して、プレッシャーがすごかったが、チームメンバーが輝いて勝ったのでよかったです。
第2節 (9/18)
※CAGとIGZISTの試合は台風14号の影響により、順延となりました。
USG 7-5 FNC
MAP: 国境
序盤はFNATICが強さを見せ、5-2とリードしました。しかし、USGがここから見事な逆転劇を見せました。クラッチなどで次に繋げ、勝利を手にしました。
-インタビュー-
Q. FNC戦に向けて変えたことはなんですか?
A.(Kawa選手)大会になると勝負しなくていい場面で勝負したり、ギャンブルっぽくなってしまいました。どうするか考えたとき、DD選手がスクリム通りにやってみようと言ってくれてその気持ちで挑めました。
CGL 7-2 FAV
MAP: 山荘
防衛スタートとなったCrest Gaming Lst。FAVの攻撃を抑え込み、6-0で折り返しに成功しました。その後FAVに2ラウンド取られたものの、しっかりと勝点3を獲得することに成功しました。
-インタビュー-
Q. オフシーズンに練習したことはなんですか?
A.(OkOmEsH選手)攻撃取得率はリーグ1位で、防衛取得率は下から2番目でした。防衛をしっかりとやらないといけないとメンバーとミーティングし、Six Berlin Majorのいろんなチームを研究して話し合いを行って、ランウド間における話し合いができました。それがこの6-0というスコアに繋がりました。
PSG 7-2 RC
MAP: 国境
第1節でCGLに勝利したPSG Esports。隙を見せない戦いを見せ、APACLチームであるREJECTに下剋上を達成しました。これで2日間で勝点6獲得し、入替戦Stage 2出場へ大きなリードとなりました。
-インタビュー-
Q. RJLデビュー(Maou選手)を果たしましたが、戦ってみてどうでしたか?
A.(Maou選手)2連勝できたことが嬉しいです。この調子でいきたいです。
SZ 7-0 SG
MAP: 高層ビル
王者SCARZは最下位に沈むSengokuとの一戦となりました。SZは終始プラン通りに進め、7-0と完封して勝利を手にし、APACL入替戦への出場権を獲得しました!
-インタビュー-
Q. 勝利した感想を教えてください。
A.(Wqsyo1選手)APACL入替戦が決定してまずは今季の目標を達成することができて良かったです。ミスもありましたが、パフォーマンスはよかったと思います。
第3節 (9/19)
※SGとIGZISTの試合は台風14号の影響により、順延となりました。
USG 7-5 PSG
MAP: ヴィラ
第2節でFNCに勝利し、8試合ぶりに勝点3を獲得したUSGは2連勝中と好調のPSGとの対戦となりました。タイムアウトを使用してうまく流れを戻し、見事2連勝達成しました。
-インタビュー-
Q. タイムアウトで攻撃のやり方を変えましたか?
A.(DD選手)行けそうなところに行くというコンセプトだったが、相手があまりエリアを明け渡すことをしなかったので、現地ラッシュをするふりをして逆のエリアに行くという提案があり、それが刺さったと思います。
FNC 8-7 CAG
MAP: オレゴン
Season 3初の延長戦となったこの試合。序盤はFNATICの防衛における耐えが上手く刺さり、4-2で折り返すことに成功しました。後半戦先にマッチポイントを獲得したのはFNATICでしたが、CAGが終盤の詰め方に自信がないのではと気づくと一気に追いつき、延長に持ち込みました。CAGが先にマッチポイントを取りましたが、Mag選手やRamu選手の経験豊富なプレーに加え若手選手の強さが輝いたFNATICが接戦を制しました。
-インタビュー-
Q. 人数が残っている状態での撃ち合いを落としているシーンがあり、CAG側もその部分はCAGが勝っているというVCがありました。しかし、最終ラウンドはドローンを入れて中の情報を取れてて、倒す順番をきれいに決めていた印象がありました。最後のラウンドで変わったことはありますか?
A.(Ramu選手)当初の予定では遊撃をしっかり排除することが目的だったが、落としたラウンドの原因として遊撃潰しに時間がかかりすぎてしまい、最終プッシュで時間がなくなりGoyoに燃やされてしまうことでした。比較的コンパクトに現地にアプローチかけれるようにポジションを変えて、最終の射線を広げるためにコンパクトに攻めるやり方を選びました。初めからポイント(爆弾箇所)に攻めれてることが大きかったのではないかと思います。
FAV 7-3 RC
MAP: オレゴン
APACLチーム同士の対決になりました。REJECTはここまで0ptとどうしても勝利がほしい1戦でした。しかし、Afro選手のクラッチやYura選手のACE獲得もあり、勝点3を獲得しました。残留争い、RJI出場へ一歩リードする形となりました。
-インタビュー-
Q. RC相手にいつもの戦い方から変えましたか?
A.(Sironeko選手)相手によって動いているので、今節は相手の防衛箇所を見てエントリーを変更したりしました。
Q. チームの雰囲気はどうでしたか?
A.(ShiN選手)若い選手が撃ち合いをしてくれて和気あいあいした雰囲気でFun And Victoryできたと思います。
CGL 7-0 SZ
MAP: クラブハウス
ここまでCrest Gaming LstのSCARZ戦は4連勝中ということもあり、接戦になるのではないかと予想されていました。1ラウンド目からアクセル全開のCGL、なんと7ラウンド連取で試合を終わらせました。完封で勝利し、3pt獲得しました。
-インタビュー-
Q. 勝利した気持ちを押してください。
A.(Eclair選手)SCARZに勝てたのは嬉しいが、BO1なのでいつ負けてもおかしくなかったです。なので、RJIでBO3かBO5の対戦で勝ってSCARZより強いということを証明したいです。
第3節終了時の暫定順位表
SCARZとCYCLOPS athlete gamingのRainbow Six Japan Invitational 2022出場が決まりました。SCARZはAPAC League入替戦への出場権を獲得し、世界の舞台へ一歩前進することができました。おめでとうございます。今週末にはROG Mastersもあり、今後のステップアップが非常に楽しみです。
PSG Esportsは3連戦で勝点6を獲得し、暫定的に8位、RJL入替戦Stage 2圏内に浮上しました。新生PSGにも期待ですね。
Season 3、3節を終えて全勝チームはなし。勝点6のチームが5チームと混戦となっています。残り6戦。残留争いだけでなく、Season 3の順位によってRJI出場も決まってくるため、どのチームも勝利が必要です。