11月21日に開幕した今年最後の世界大会「Six Jönköping Major 2022」が閉幕しました。グループステージを勝ち抜いた8チームがプレイオフで激突、世界でのタイトル獲得へ熱い試合が繰り広げられました。世界一に輝いたのはどのチームか、振り返っていきましょう!
トーナメント表
組み合わせ抽選の結果、ベスト8は全て同地域対決、そしてブラジルチームが一つの山に固まりました。Grand Finalはブラジル最強チームとEU,NAの最強チームが戦うことになりました。
プレイオフ結果
Grand Final
BDS 3-2 Liquid
1st map: テーマパーク (7-1 BDS)
2nd map: 銀行 (7-4 Liquid)
3rd map: オレゴン (7-4 Liquid)
4th map: カフェ (7-5 BDS)
Decider: 高層ビル (7-4 BDS)
Team BDSは悲願の世界一へ、Team Liquidは約4年半ぶりの世界一へ。互いのプライドがぶつかり合う激戦となりました。
テーマパークではShaiiko選手が11キル1デスと大暴れしてチームを勝利に導きました。銀行ではShaiiko選手のクラッチなどもありましたが、LiquidがNesk選手の活躍もあり、追いつきました。
オレゴンではLiquidがAzami(アザミ)を使った戦術を用いてBDSを苦しめます。なんど0-4から7ラウンド連取して逆転に成功しました。カフェではBDSが接戦を制し、ピックマップを獲得して追いつきました。しかし、このマップで見せたNesk選手のフリックは衝撃でした。
運命の5マップ目。BDSがRJI 2022で見せた高層ビルでの1戦となりました。BDSが防衛で5-1とリードして折り返しに成功しました。Liquidも3ラウンド獲得して粘りを見せましたが、カフェでは不調だったShaiiko選手の復活もあり、延長戦には持ち込ませずにマップ獲得に繋げました!
3マップ獲得したTeam BDS。初の世界一に輝きました!これまで6度、世界大会に出場し、最高成績はベスト4。何度も何度も逃した世界でのタイトルを7度目の挑戦で勝ち取りました。BriD選手の男泣きにはグッとくるものがありますね。本当におめでとうございます!
Semifinals
BDS 2-1 Soniqs
1st map: 国境 (7-5 Soniqs)
2nd map: クラブハウス (7-1 BDS)
Decider: 銀行 (7-3 BDS)
Grand Finalに進むのはEUかNAか。初のGrand Final進出を目指し、Team BDSとSoniqsのプライドが激突しました。
互いに相手ピックのマップを獲得し、3マップ目に入りました。銀行ではTeam BDSとSoniqsは互いに初のBDSのRenshiro選手がKD 2.0の大活躍で7-3と圧倒して勝利を収め、初のGrand Final進出を果たしました。
Liquid 2-1 w7m
1st map: クラブハウス (7-4 Liquid)
2nd map: 高層ビル (7-0 w7m)
Decider: ヴィラ (8-6 Liquid)
ブラジル最強を決める対戦はTeam Liquidとw7m esportsとなりました。
こちらも互いに相手ピックのマップを獲得する形になりました。高層ビルではw7mが驚きの7-0と圧勝を収めました。運命の3マップ目、両チームとも攻撃で力を見せ、延長戦にもつれ込みました。ここで力を見せるのが数々の世界大会を経験してきたLiquidでした。延長戦では1ラウンドも取られることなく勝利し、Grand Final進出を果たしました。
Quarterfinals
w7m 2-0 BD
1st map: テーマパーク (7-2 w7m)
2nd map: ヴィラ (7-3 w7m)
Decider: 国境
グループステージを全勝で突破したw7m esportsは組織としては約4年半ぶりの世界大会出場を果たしたBlack Dragons e-Sportsと対戦しました。
1マップ目からアクセル全開のw7mは、2マップでたったの5ラウンドしか落とすことなくSemifinalsへ駒を進めました。
Liquid 2-0 FaZe
1st map: ヴィラ (8-6 Liquid)
2nd map: クラブハウス (7-1 Liquid)
Decider: オレゴン
ブラジルの名門、Team LiquidとFaZe ClanがQuarterfinalsで激突しました。
FaZeがピックしたヴィラではLiquidが延長戦での接戦を制しました。その勢いはクラブハウスでは止まらず、7-1と大差で勝利し、Semifinals進出を果たしました。この勝利でLiquidは世界大会におけるFaZe戦は5戦5勝と負けなしをキープしました。
BDS 2-0 Wolves
1st map: オレゴン (7-4 BDS)
2nd map: カフェ (7-5 BDS)
Decider: 銀行
悲願の初優勝を狙うTeam BDSは今シーズン常にEULで上位成績を残してきたWolves Esportsと対戦しました。
オレゴンではBDSがTOをきっかけにWolvesの防衛を攻略し、1マップ目を獲得しました。カフェではBDSが圧巻の連携力を武器に接戦を勝利し、2マップストレートでSemifinalsへと進みました。
Soniqs 2-1 TSM
1st map: ヴィラ (7-4 TSM)
2nd map: テーマパーク (7-4 Soniqs)
Decider: クラブハウス (7-2 Soniqs)
前回大会GS 4位で終え、リベンジを誓うSoniqsは、S.I.2022王者でありながらも今大会が今季初世界大会出場となったTSMと対戦しました。
互いにピックマップを勝利して迎えた3マップ目はクラブハウスでの1戦、SoniqsはGeometrics選手やGryxr選手の活躍もあり、防衛で6-0とパーフェクトで折り返すと、そのまま勝ち切り、Semifinalsへ進みました。