4月24日に開幕したBLAST R6 Major Copenhagen 2023。Phase 1が4月28日に終了し、4月29日からPhase 2が始まりました。Phase 2では各地域リーグの上位チームとPhase 1を勝ち抜いた計16チームがスイスドロー形式で対戦します。Day 4も引き続きSCARZが登場し、SI2021優勝経験をもつ南米の古豪NIPと対戦しました。
Phase 2 Day 4結果
Round 2-1
MAP:高層ビル
SCARZは防衛スタートでしたが、NIPの事故なくエリアをとってくる丁寧な攻めに対応しきれず、防衛有利マップながらラウンドスコア2-4での折り返しとなります。Phase 2の1・2戦で行ったカフェではチームでの連携を生かした攻撃でラウンド取得を重ねていたため攻撃に希望は託されましたが、元世界王者の前に倒れることとなりました。
MAP:銀行
攻撃で流れを掴んだSoniqsがその勢いのままWolvesに勝利しました。
スコア上は大差での決着となりましたが、お互いのエースアタッカーがACEを取り合うなど見どころの多い試合となりました。
MAP:カフェ
EUチーム同士の試合となりました。直近のEUリーグではこの2チームで行われた決勝戦でVPが勝利していたため特に注目の1戦でしたが、今回はG2に軍配が上がりました。序盤こそVPが攻撃を2ラウンド通したものの、その後はG2が攻守ともに7ラウンドを連取するというまさかの決着となりました。
Round 1-2
1st map:国境 7-2 SSG 勝利
2nd map:ヴィラ 7-3 SSG 勝利
Decider:オレゴン
ところどころDplusの上手さが光るラウンドはありましたが、全体を通してSSGのチーム連携と完成度が上回りBO3をストレートでSSGが勝利しました。
この試合の結果SSGはDay 5に日本チームSCARZとのBO3を行うことになりました。
一方Dplusはこの敗戦により今大会の敗退が決まりました。
1st map:高層ビル 7-8 M80 勝利
2nd map:クラブハウス 8-7 MNM 勝利
Decider:オレゴン 7-5 MNM勝利
全てのマップで激しい戦いが繰り広げられ、どちらが勝ってもおかしくない白熱した戦いとなりました。互いのピックマップは延長フルラウンドに突入するもしっかり勝利します。特に1st map高層ビルの最後のラウンドではSpoitが1v2クラッチを魅せたことからM80がそのまま勝利するのではと思われましたが、MNMも世界大会常連のメンタリティを発揮し、最後はオレゴンで決着がつきました。現時点ではこの試合がPhase 2のベストバウトと言っていいでしょう。
この試合の結果MNMはDay 5に同じくEUチームのVirtus.proとのBO3を行うことになりました。
一方M80はこの敗戦により今大会の敗退が決まりました。
1st map:クラブハウス 7-4 Liquid 勝利
2nd map:国境 7-1 Liquid 勝利
Decider:カフェ
Liquidが2マップを連取しBO3をストレートで勝利しました。2nd mapの国境はDarkZeroのピックマップということもあり巻き返しが期待されましたが、Liquidの防衛に破壊されラウンドスコア6-0での折り返しとなり、さすがのDarkZeroもその大量リードを埋めることはできませんでした。
この試合の結果LiquidはDay 5にEUチームのWolvesとのBO3を行うことになりました。
一方DarkZeroはこの敗戦により今大会の敗退が決まりました。
トーナメント表
Phase 2 Day 5日程
Phase 2 Day 5は5月3日(月)20時から行われます。2勝2敗のSCARZは同じ戦績のSSGとBO3での対戦となります。3勝できればPhase 3進出でベスト8入り、3敗すると敗退の大会形式のため、この試合がSCARZにとっては崖っぷちでもありチャンスの試合でもあります。
SCARZは国内大会ではBO3の経験が豊富ですが、対戦相手のSSGも世界優勝経験をもちDay 4でBO3を勝ってきたチームのため一筋縄ではいかない相手です。試合はDay 5の1戦目に行われます。SCARZの雄姿をこの目で見届けましょう。