10月31日から開催されるBLAST R6 Atlanta 2023、SiegeGamersではMajorに出場するチームを地域ごとに紹介していきます!
第5弾は古くから世界大会を制覇し強豪地域と名高いEUリーグの紹介です。
EUリーグはその卓越した戦術やプレイスキルから2018年から世界大会を8回優勝しており、今回のMajorも大変期待が寄せられる地域となっています。
EU地域チーム紹介
1位 Virtus.Pro
前世界大会、BLAST R6 Major Copenhagenではグループステージで敗退してしまったVirtus.Proですが、Stage2での成績は圧巻でした。
グループステージではグループAに割り当てられ、初戦のITBに延長の末敗北してしまいますが、それ以外の試合は全て勝利、3勝1敗グループ1位でグループステージを終えます。
Phase2ではシードに割り当てられ、初戦をWolvesEsportsと対戦、2MAP共に勝ち上げ無事決勝へ進出します。
決勝では昨年のJönköping Majorを優勝したTeam BDSと対決し、延長を含む3MAPプレイし勝利。
見事EUリーグ2023 Stage2の王者となり、Atlantaへの切符を手に入れる事になりました。
注目選手はdan選手とp4sh4選手の両名です。
dan選手は過去の世界大会でもMVPを獲得した経験があり、EUリーグでは常に安定した成績を記録している縁の下の力持ち的存在です。今回の世界大会でも良成績を残せるか期待です。
p4sh4選手は旧Empireのメンバーではなく、旧VPから居続ける選手で現ロースターとの相性も合い見事現在のチームから離せないプレイヤーとなりました。
今シーズンのp4sh4選手は不利な場面でも巻き返すプレイを何度も見せてくれ、世界大会でもそのプレイが見れるか期待です。
そして筆者が推したいのはJoyStiCK選手です。
2023年に入ってからのJoyStiCK選手は、以前のようなアグレッシブな動きはあまり多くなく、ルートロックや誘導のプレイなど大変クレバーな動きでいぶし銀なプレイが目立つようになりました。
そしてJoyStiCK選手は世界大会を多く経験している為、良い成績を残す事が多くあります。
今回のAtlanta MajorでもJoyStiCK選手がどのような活躍をするのか、筆者は大変期待と注目を寄せています。
2位 Team BDS
過去にはSix Jönköping Majorを優勝している強豪チームBDS。
前世界大会copenhagen Majorは惜しくも出場できませんでしたが、7月に行われたGamers8では直近のcopenhagen Majorを優勝したW7Mを倒し優勝。オフシーズンに大変大きい実績ができました。
Stage2ではグループステージをグループBで1位。Phase2では決勝でVPと対戦しますが、3MAPの激闘の末惜しくも敗北してしまい、2位でMajor進出となりました。
注目選手はなんといってもShaiiko選手でしょう。
Shaiiko選手は2019年にBDSに入ってから常にアタッカーとしてEUリーグの最前線で戦ってきたプレイヤーで、スタッツやKD等も大変良い成績を残し続けています。
今Stageでもそのプレイスキルを活かしEUリーグレーティング1位を獲得しました。
世界大会でもその爆発力のあるプレイが見れるのか、大変期待です。
3位 Wolves Esports
結成してから全ての世界大会に出場し続けているWolves Esports、前Majorではグループステージで敗退してしまいましたが、オフシーズンに行われたR6 Central CombineではEU地域の強豪アマチュアチームを倒し、見事2位という成績を残し、Stage2へと挑みました。
EUリーグStage2ではBDSと同じグループBに割り当てられ、最終節でBDSに敗北し3勝1敗でグループ2位でPhase2へと突入。Phase2では初戦にInto The Breachを3MAPの末に勝利、2戦目でVPと対戦しますが2MAP目を延長まで追い詰めますが惜しくも敗北し、LowerでMNMと対戦することになります。
MNM相手にはWolvesの持ち前の戦術が刺さり見事2MAPで勝利し、EUリーグ3位、Atlanta Majorへと進出します。
Wolvesの注目選手はShiinka選手とMowwwgli選手です。
Shiinka選手は視聴者を驚かせるクラッチを何度も見せてくれたプレイヤーで、前Majorでも人数不利を押し返す衝撃的なプレイで観戦者も沸せてくれました。
今Majorでもその持ち前の勝負強さ、頼もしさが発揮できるか期待が持てます。
Mowwwgli選手はフィジカルプレイヤーで、リーグ中も素晴らしいプレイをいくつも見せてくれました。
そのプレイスキルが今Majorでも活かせるか、注目が必要です。
LCQ G2 Esports
Six Invitational2023は優勝、前Copenhagen Majorではベスト8という成績を残したG2ですが、Stage2に入るにあたり選手であったBlurr選手とコーチだったFabianコーチを変更する決断に至りました。
新たなロースターとして前HeroicのUUNO選手がG2に出戻りとなり、コーチは3年からFaZe Clanでコーチとして活躍していたRamalhoコーチが新たに加わりました。
新たなロースターで挑んだStage2はグループステージはBDSと同じグループBに割り当てられ、2勝2敗でグループ4位、Phase2に進出ならずオープン予選から挑むことになります。
オープン予選ではEU地域のアマチュア猛者チームを次々と倒していき、決勝では同リーグチームのSecretと対決、見事勝利し1位でLCQを突破しました。
LCQでは初戦に昨年のCL突破チームDunlimitedと対戦し危なげなく2MAP獲得し勝利、準決勝では同リーグチームのMNMと対決し1MAPのカフェを圧巻の内容で勝利、2MAP目は延長までもつれ込みますがG2が勝ち切り決勝へと道を進めます。
決勝ではまた同リーグのITBと対決しますが、G2が2MAP共に楽々と獲得し、メンバーの連携力がリーグ中よりも修正され強化された印象を持ったままLCQを優勝。Majorへと歩みを進める事ができます。
そんなG2の注目選手はBenjamaster選手です。
Benja選手は2023のInvitational優勝の立役者で、その勝負強さとフィジカルが現在のプロ選手の中でもトップレベルと言えます。今Majorでも発揮されるか、非常に楽しみです。
各チームの試合日程
- Virtus.Pro
Phase2からの出場です。現地時間11月3日から開始になります。 - Team BDS
Phase2からの出場です。 - Wolves Esports
Phase1からの出場。
日本時間11月1日3:30 vs Team Bliss - G2 Esports
Phase1からの出場。
日本時間11月1日5:00 vs FURY