BLAST R6 Major Atlanta 2023において、Y8S4に登場する新オペレーターや新マップ、フラググレネードの変更など様々な情報が公開されました。今回、その情報に加え、オペレーターやゲームのバランス調整についてデザイナーズノートにて公開されました。Maestroが持つイーヴィルアイが3つ所有できるようになったりと、Y8S4では大きな変更が行われます。
ガジェットのバランス調整
フラググレネード
- フラググレネードを貯めて投げることが不可能になり、バウンド後の爆発までの時間が短くなります。
- 信管時間: 5秒から4秒に短縮
- バウンド後は2秒で爆発
フラググレネードについては下記記事において詳しく説明しています。こちらをご覧ください↓
開発チームは以下の項目をテストしたとのことでしたが、実装には至りませんでした。
・ダメージを面を通して与える
競技上の問題を直接的なアプローチで解決したいと考え、致命的なしきい値以下のダメージを減らすだけのものから、破壊と一緒に完全に取り除くものまで、いくつかのオプションをテストしたとのこと。これにより、オペレーターに対する下の階からの使用は解決されたが、大多数の人々のパワーレベルには影響しなかったので、より多くのオペレーターに与えることはできなかったそうです。
・非致死性
最も魅力的なのは致死性なので、それを直接的に減らし、1回の投擲でキルを保証できなくしました。開発チームの目的の大部分は達成されましたが、ガジェットの個性の一部も破壊されました。
・量を減らす
他のオプションをより魅力的なものにするのに十分かどうかを確認するために、オペレーターごとに1つだけへの量を減らすことをテストしましたが、的中率が高ければ同じ結果を得られる可能性があり、この可能性は他のどのガジェットよりもフラグレネード1個を選択するのに十分であると判断されました。
・ランダムな信管時間
フラググレネードは超危険なので、起爆メカニズムが作動したときに周囲に置いておきたいガジェットではありません。信管時間を3秒から5秒の間に変更したことで、開発チームの目標のいくつかを達成した。しかし、他の部分でランダム性を排除しようとしているときに、ゲームにさらにランダム性を追加することは、開発チームを納得させるものではありませんでした。
オペレーターのバランス調整
IQ
- フラググレネードを追加
- 552 COMMANDO
・ダメージ量を47から43に減少
・垂直方向と水平方向の反動を増加
ついにIQにフラググレネードが戻ってきました。IQは情報収集家であり、その情報は攻撃側がリソースと時間をより効率的に使用するのに役立ちます。 開発チームはIQのユーティリティの向上がチームプレーに影を落とすことを望んでいません。
また、開発チームはEMPインパクトグレネードとの関係に好印象をもっており、IQをピックすれば、ドローンを危険にさらしたり、EMPを無駄にしたりすることを避けられます。 また、どのガジェットが保護されているかを確認することで、チームがアンチユーティリティガジェットをより効率的に使用できるように支援することもできます。
実用性と汎用性が向上したため、552 Commando の火力を削減する必要があり、さらには拡張バレルとのコンボを弱めるためにダメージを減らされました。 新しいダメージにより、アーマー1のオペレーターはダウンするのに2発ではなく3発の弾丸を受けることになります。また、反動を制御するのがより難しくなり、他のアサルトライフルと同等のものになります。
Lion
- Gonne-6を削除
- フラググレネードを追加、EMPインパクトグレネードを削除
Lionと旧フラググレネードでは、EE-ONE-Dを使用した際に防衛側は停止しなければならず、その上に貯めグレに対し、防衛側は選択肢がありませんでした。新しいフラググレネードとのシナジーのために開発チームは立ち位置を再考しています。新しいフラググレネードはターゲットをすぐに倒すのではなく強制的に移動させ、防御側をEE-ONE-Dの探知に追い込みます。防衛側は素早い判断が強いられます。
EMPインパクトグレネードは最も選ばれないオプションであるため削除されます。フラググレネードの追加によってGonne-6も削除されます。
Sens
- Gonne-6を削除
- フラググレネードを追加
R.O.U.プロジェクターと新フラググレネードを使いこなし、複数の射線をブロックし、敵を強力な位置から追い出し、さらにはライトスクリーンを横切るように強制することができるようになるでしょう。
Sensは主な能力として投擲物を持っていますが、これはY8S3.3でGridlockで破ったルール (投擲可能な固有アビリティとフラググレネードの両方の所持を許可すること) に反します。 新フラググレネードでこのルールが維持されるべきなのか、それともより柔軟に新フラググレネードをオペレーターに配分することが可能になるのか、開発チームは検証します。
Osa
- フラググレネードを追加、スモークグレネードを削除
Blackbeard
- フラググレネードを追加、EMPインパクトグレネードを削除
Blackbeardはピック率が低いため、フラググレネードを追加することになりました。クレイモアは依然として良い選択肢となっているので、オペレーターはラウンドごとにどちらを選ぶか考えなければなりません。
Capitão
- EMPインパクトグレネードを追加
他オペレーターのEMPインパクトグレネード削除によってCapitãoに追加されました。
Grim
- EMPインパクトグレネードを追加、ブリーチングチャージを削除
- 552 COMMANDO
・ダメージ量を47から43に減少
・垂直方向と水平方向の反動を増加
開発チームはGrimのすべてのバフの結果についてかなり満足しているとのことです。IQの調整はGrimにも残念ながら適用されてしまいます。それを補い、他オペレーターのEMPインパクトグレネード削除によって今回の変更となりました。ブリーチングチャージが削除されますが、Bailiff 410を所持しているので柔軟性は維持されます。
Mira
- 防弾ガラス
Ash、KaliといったDrilling Projectile(ドリル式発射物と定義)が着弾すると、防弾ガラスは粉々になります。この変更は全ての防弾ガラスに適用されます。
ex) ブリーチング弾でイーヴィルアイを撃つと、着弾時にガラスが割れ、爆発でイーヴィルアイが破壊されます。
Miraはゲームを変えるオペレーターです。Y6S3ではブラックミラーを粉々にできるシステムを導入し、攻撃側がより柔軟に対応できるようになりました。開発チームはさらにその選択肢を増やすために新たに「Drilling Projectile(ドリル式発射物)」というカテゴリを増やしました。このカテゴリにはAshのブリーチング弾とKaliの低速爆薬ランスが追加されます。
Maestro
- イーヴィルアイ: 2つから3つに増加
- レーザー発射可能時間: 5秒から6秒に
- クールダウン時間: 5秒から6秒に
Maestroは新しいオペレーター、新しいガジェットの登場のたびに間接的に弱体化されてきました。そのため、選ばれない防衛側オペレーターの一人となってしまいました。
この変更で、アーマー1のオペレーターは確キル、アーマー2,3のオペレーターは負傷状態にすることができます。さらに、イーヴィルアイの数を増やし、柔軟性を向上させ、本来あるべき情報収集オペレーターとしての立ち位置を確立させるでしょう。
簡単にまとめたものはこちらです↓
プレイリストのエコシステムの変更
Y8S3に導入されたクイックマッチの変更を開発チームは自信を持っているとのことですが、コミュニティからの懸念を認識しています。今回、マッププールに変更を加えることになりました。スタンダードはランクと同じマッププールに変更され、クイックマッチではすべてのマップをプレイできるようになります。
マッププール
- クイックマッチ(追加分のみ)
・ヘレフォード基地
・大統領専用機
・ヨット
・要塞
・エメラルドプレーンズ
・スタジアム
・ナイトヘイヴンラボ
・アジト - スタンダード
・オレゴン
・クラブハウス
・領事館
・銀行
・運河
・山荘
・カフェ
・国境
・高層ビル
・海岸線
・テーマパーク
・ヴィラ
・アウトバック
・エメラルドプレーンズ
・ナイトヘイヴンラボ
・アジト