Rainbow Six Siege公式はY9S1.3のデザイナーズノートを公開しました。今回はインパクトグレネードやオペレーターに調整が入ることが発表されました。
ガジェットのバランス調整
インパクトグレネード
- ダメージ: 60から40に減少
- 爆発半径: 3mから2mに減少
インパクトグレネードの重要性は年々高くなっており、サイトのセットアップや防衛側の迅速なローテーション、攻撃側のユーティリティのクリア、敵の排除などといった重要な役割を担っています。その汎用性の高さから今回の調整に至りました。
まず開発チームはダメージの減少を実装し、インパクトグレネード2つでは敵を倒すことができなくなりました。
爆発半径を縮小したことで、ハードブリーチデバイスやエアジャブ、クレイモアなどの処理により高い精度が要求されます。
インパクトグレネードの弱体化の意図としては、複数の役割を果たすものだけに頼るのではなく、適切な状況で適切なツールを使うことを促進することとしています。防衛側は、これらの目的をより効果的に達成できる他のツールを自由に使えるようことを目標としており、最終的な目標は、戦術的なゲームプレイを強化し、すべての試合で正しい意思決定に報いることを設定しています。
オペレーターのバランス調整
AZAMI(KIBAバリアー)
- 大口径ハンドガンとリボルバーで受けるダメージが10%増加
・ハンドガン: .44 Magセミオート、D-50
・リボルバー:.44 Vendetta、Keratos .357、LFP586 - 中口径のサブマシンガンとアサルトライフルで受けるダメージが10%増加
・サブマシンガン:K1A、P90、UMP45、Vector.45ACP
・アサルトライフル:416-Cカービン、552コマンドー、556XI、AK-12、AR33、AUG A2、C7E、C8-SFW、コマンドー9、F2、F90、G36C、L85A2、PARA-308、POF-9、R4-C、SC3000K、Type-89 - 高口径アサルトライフルとライトマシンガンが受けるダメージが5%増加
・アサルトライフル:AK-74M、ARX200、M4、M762、Mk17 CQB、Spear .308、V308
・軽機関銃:6P41、ALDA 5.56、DP27、G8A1、LMG-E、M249、M249 SAW、T-95 LSW
Y9S1リリース時にKIBAバリアーに耐久値を設け、弾丸によるダメージでも破壊できるようになりましが、開発チームはリリース時、KIBAバリアーが特定の武器で破壊されるにはまだ弾丸が多すぎるかもしれないことを認識していました。しかし、すべてのオペレーターがKIBAバリアーに対処できるようになった今、KIBAバリアーがまったく効かなくなってしまわないように慎重になりたいと考えた結果、初期リリースでは堅牢なKIBAバリアーとなりました。
弾丸によるダメージで破壊できるようになったものの、KIBAバリアーが存在する時間は大きく変化しておらず、爆発物や近接攻撃で破壊するよりリスクが伴うことが分かっています。
KIBAバリアーへのダメージ分析から、主にアサルトライフルとライトマシンガンから受けるダメージを増やすことになりました。
IANA
- インパクトEMPグレネードを追加し、スタングレネードを削除
ドローンが限られている中でジェミニ・レプリケーターは無限の情報収集リソースとなっており、今までは最初にキルするオペレーターとして活躍してきました。今回の調整によって、サポートプレイヤーにとって優秀なオペレーターの選択肢になってほしいとしています。今後もサポート能力を強化するために調整を行うことも触れています。
LESION
- GUマイン
・初期ダメージ: 5から3減少
・ガジェット補充タイマー: 20秒から25秒に増加 - ロードアウト
・偵察ブロッカーを追加し、インパクトグレネードを削除
GUマインの透明化がなくなったものの、1ラウンドあたりのGUマインが踏まれる数は相対的に安定しており、その結果、平均ダメージは当初の予想よりも高くなっています。
GUマインの初期ダメージを減少させることで、キルすることを目標とするのではなく、GUマインの恐怖を強調し、プレイヤーが敵と交戦するための戦略的なチャンスを生み出すことを目標としています。
また、GUマインはラウンドの早い段階から建物へのエントリーをブロックできます。これを解消するためにガジェット補充時間が伸びました。ラウンド序盤の制圧力は低下するものの、終盤の影響力は確保されています。
盾オペレーターに対し、GUマインとインパクトグレネードの組み合わせは柔軟性を与えすぎているとし、インパクトグレネードが削除されます。GUマインとシナジーのある偵察ブロッカーが追加される予定です。
NØKK(HELプレゼンス・リダクション)
- 継続時間: 20秒から30秒に増加
- クールダウン: 20秒から30秒に増加
フラググレネードの弱体化によってNokkのピック率が減少しています。この問題を解消するために、HELプレゼンス・リダクションの継続時間を長くなりました。この調整により、カメラに映ることなく相手に不意を突く確率が高まるでしょう。
ORYX(レマダッシュ)
- 展開型シールドとTalon-8シールドを破壊可能に(レマダッシュは中断されない)
快適性と一貫性を向上するためにアップグレードが加わりました。
SENS(R.O.U.プロジェクターシステム)
- 所持数:3つから4つに増加
POF-9が強化されたもののSensのパフォーマンスは低いままです。Y9S1で実装されたガジェットの軌道の可視化によってR.O.U.プロジェクターシステムの使用の手助けになることを期待されていますが、より柔軟性を高め、ミスしたときに対処する機会を増やすために所持数が増えました。
武器のバランス調整
バリスティックシールド
- ガードブレイクの発動しきい値が50から30に減少
インパクトグレネードの弱体化に伴い、しきい値にも調整が入りました。今後もインパクトグレネードがカウンターとして有効的です。