現地時間5月16日から5月26日にかけて開催されるBLAST R6 Major Manchester 2024。世界から20チームが集まり、今季初のタイトル獲得をかけて対戦します。
今回、SiegeGamersではJapan League Last Chance Qualifier(以下、LCQ)からR6 Majorへの出場を決めたCAG Osakaへのインタビューを実施しました。今季のCAG Osakaを振り返りつつ、現地からの様子をご紹介します!
CAG Osakaロスター/Stage 1成績
CAG Osakaはオフシーズンに大きくロスター変更しました。Arcully選手が退団、SuzuC選手はコーチに転向しました。新たにShuReap選手とSironeko選手が加入、2選手を変える改革を行いました。また、コーチを務めたFuji3コーチとPapiliaコーチが退団、新たにVARRELに在籍していたDD選手がコーチとして加入しました。
リーグ戦では開幕2連勝と好調なスタートと思われましたが、その後はなかなか勝利を積み重ねることができず、グループステージでは4位でプレイオフ進出となりました。プレイオフでは初戦でIGZISTに敗戦となってしまいましたが、5位決定戦で父ノ背中に勝利してLCQへの出場権を得ました。
LCQ初戦でCrest Gaming Lstとの接戦を制し、その勢いのままにGrand Finalに駒を進めました。R6 Major出場をかけてKINOTROPE gamingと対戦。1マップ目を落としてしまいましたが、2,3マップ目は快勝を収めてR6 Major出場権を勝ち取りました。
LCQでは全選手が活躍、K-Dでマイナスになる選手がおらず、撃ち合いの強さや個人技の高さが見られました。
CAG Osakaインタビュー
初のブートキャンプ。気になる現地の様子は…?
ーイギリスと日本の時差は8時間ですが、時差ボケなどのコンディション面はどうですか?
BlackRay:普段は3日前に現地入りしますが、今回はブートキャンプしているので時差ボケは問題ないです。
ーイギリスのご飯はあまりいい印象はないですが、実際に食べてみたりしましたか?
SuzuC:怖いので挑戦していないです。スーパーで食料を買って自炊しています。外で食べるとしてもマクドナルドなどのジャンクフード系を食べています。
ー初のブートキャンプをFnaticの施設で行っていると聞きましたが、施設の印象を教えてください。
BlackRay:日本にはない施設ですね。
Sironeko:施設の方、みんな優しいです。
ーBleed EsportsもFnaticの施設でブートキャンプしてますが、交流などはありましたか?
Sironeko:たまに練習部屋に遊びに行ってます。みんな仲がいいです。Anitunとかは特に遊びに行ってます。
ー現地でランクを回しましたか?日本との違いなどは感じましたか?
BlackRay:回しました。スタイルはラフな感じで、楽しんでやってる印象です。
Y9S1のアップデートへの印象
ー盾オペレーターの変更はどう感じていますか?
BlackRay:めちゃくちゃ厄介です。今は盾オペレーターがメタですね。
Anitun:前の盾のほうが好きでした。今は他の選手が使った方が上手いです。
Sironeko:今は盾とDeimosの組み合わせが面倒です。
ー新オペレーター「Deimos」の印象を教えてください。
Anitun:一人で遊撃出れないですね。一人だと30秒くらいで倒されちゃいます。
Sironeko:ペアで遊撃に出るとアンチにはなるので一人で遊撃に出ることはないです。Deimosはメタでもあるので、試合でも使う予定です。
リーグ戦とLCQを振り返って
ー今季のCAGは連敗がありませんでした。リーグ戦やLCQを振り返ってください。
Sironeko:辛かったね。
BlackRay:うん。大変でしたね。敗戦後はコーチからの活もあり立て直しました。LCQ初戦のCrest Gaming Lst戦はChibisuのガチ解除の活躍もあり、なんとか競り勝ちました。
DD:チームごとの対策もしっかりやっていたので、それが功を奏したと思います。
ー今のCAGは非常に撃ち合いや個人技の部分が特徴でもあると思いますが、次に自信のあるチームの強みはありますか?また、リーグ戦のインタビューではコミュニケーション面について触れていましたが、今はどう感じてますか?
Anitun:強みはメンタルです!コミュニケーションはリーグを通して良くなってきてはいるけど、最初はやばかったです。
Sironeko:まだまだ成長段階です。
ーリーグ戦のインタビューでIGLは不在と言っていたが、今はどうしていますか?
Sironeko:IGLに関しては攻撃と防衛で分けて決めてるが、正確には決まっていません。まだまだ練習中で、攻撃ではAnitun、まとめの部分はShuReapが担当しています。防衛は僕がやっています。
ーLCQではChibisu選手のレーティングが際立っていたが手ごたえは感じたか?
Chibisu:はい!リーグ戦序盤はPCが不調だったけど、LCQには改善して安定してプレイでき、いいスタッツを出すことができました。
ー(ShuReap選手とSironeko選手に対して)CAGに加入前と加入後でチームへの印象の違いなどはありましたか?
Sironeko:2人変わっていることもあるので全くの別チームです。
ShuReap:自分はチームを盛り上げています!
BlackRay:最初は盛り上げすぎてうるさかったかも(笑)
ーコーチ陣が変わってどうCAGは変わりましたか?
BlackRay:前とは体制も考え方も違うので、1からスタートしました。作戦面よりチームとしての在り方についても変えました。前の良さは残しつつプレイスタイルはガラッと変えて挑みました。
Anitun:DDが関西人なので、ストレートで物事を言ってくれるので修正もうまくいっている気がします。
ーコーチ陣は今のCAGのチーム作りをどのように行っていますか?
DD:マップごとに役割を分けています。選手からするとやりにくいと思うけど、選手個々の技量の高さもあるので、ずっと後ろで使うのはもったいないと考えています。
ーR6 Majorまでの期間、どの部分に重点を置いて取り組んできましたか?
DD:R6 Major期間までは自分たちの良さを伸ばしつつ、攻撃の対策を重点的に行いました。メンタル面ではゲーム内外でも選手間でコミュニケーションをとって言いたいことを言えるような雰囲気作りをしています。
ーブートキャンプを通しての手ごたえはどうでしょうか?
Anitun:6~8時間、できるときは8,9マップしています。スクリムではいい勝負を出来ている印象があるけど、相手の得意マップだとぼこぼこにされちゃうこともあります。課題が見つかるし、経験値ももらえるので、ブートキャンプを通しての手ごたえは十分にあります。
ー初戦はBleed Esportsとの対戦ですが、印象を教えてください。
DD:普段よくスクリムをすることが多いチームで、スクリムでは負けることが多いので、今大会は勝ちたいです。アジアNo.1チームに胸を借りるつもりで挑みたいです。
ファンへのメッセージ!
Anitun:今回、初めてブートキャンプを海外で実施して、時差ボケなども無くなり、コンディションよく挑めると思うので、期待してください。メンバーも頑張るので応援よろしくお願いします。
BlackRay:新体制になりいろいろ変わったので、いい結果残せると思います。応援よろしくお願いします。
Chibisu:まずはBleed Esportsにはリベンジを果たして、Phase 2には進出したいと思います!
ShuReap:みんなを気持ちでリードしたいです。優勝までは止まらずに勝っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
Sironeko:チーム友達一丸となって頑張っていきます!
CAG Osakaの皆さん、ありがとうございました!
初戦は日本時間5月16日23時45分にBleed Esportsとの対戦となります。まずは初戦勝利へ。そして、Phase 2進出を応援しましょう!