【BLAST R6 Major】一時代を築き上げた地域は今Majorで輝きを取り戻せるのか?/South地域から初のMajor進出、地域の望みを賭け勝利を掴めるか? /BR,LATAM地域出場チーム紹介

現地時間11月7日から開催されるBLAST R6 Major Montreal 2024。SiegeGamersではMajorに出場するチームを紹介していきます!
第3弾は2023年はブラジルメタとも言われて居たほど世界大会タイトルを総なめし、ゲームバランスの調整にも影響を与えたと思われるBR/LATAM地域の紹介!
撃ち合いの強さもさることながら、撃ち合いに持っていくまでの動きや立ち回りが他地域とは卓越しており、ラウンド進行のスピードも速いのが特徴で、SixInvitational2024以降世界大会タイトルを獲得できてはいませんが、今Majorではどのようなプレイイングを見せてくれるのか期待が集まる地域です。

目次

BRチーム紹介

1位:FaZe Clan

公式Xより

FaZe Clanは前Major時のロスターから変更を加えず今Stageを迎えました。
今StageのFaZeはグループステージ初戦にw7mと戦い延長の末敗北、好調とは言えない滑り出しもその後は修正を施し勝利、オーバータイムの勝利が多いものの、7勝2敗でグループ4位でグループステージを終えます。
プレイオフでは初戦のNiP、そして2戦目にはリベンジとなるw7mと対戦しますがどちらも2-0のストレート勝利を挙げ決勝でLiquidと対決します。
ここでFaZeは流石のBR王者、Liquid相手にも3MAP目を踏ませず終わってみるとFaZeはプレイオフで1MAPも相手に譲らずBRリーグを優勝、Montrealへと歩みを進める事になります。
FaZeの選手で注目するのはチーム所属3年目で世界大会優勝も経験した事があるCyber選手、Soulz選手のコンビでしょう。両選手ともに2021年のSweden Major優勝経験があり、特にCyber選手は当Majorでは最多キルMVPを獲得した実力者でもあります。2021年11月からちょうど3年間世界大会の優勝タイトルを望めていないFaZeをこの両選手が起爆剤となるのか、注目を寄せられます。

2位:Team Liquid

ブラジルがX規制中に行われた為画像がありませんでした

前StageでMaia選手を新たに加え、グループ8位と不本意な結果で終わってしまったTeamLiquid。
しかし今Stageではそんな事をものともしない活躍を見せました。
Liquidはグループステージ初戦をNiPと対決し延長の末に勝利、続くBlackDragons戦にも快勝し、BRリーグファーストウィークを快調な滑り出しでスタートを切ります。続く試合ではE1相手にオーバータイムで敗北し、最終戦ではFaZeに7-1のスコアで負けてしまいますが、グループステージを6勝2敗で首位のままプレイオフへ突入します。
プレイオフでは初戦に昨年グランドスラムを達成したFURIAと対決。1マップ目国境を延長の末に落としてしまいますが、続くアジト、ナイトヘイブンを自分たちのペースを取り戻したLiquidが獲得し、決勝へと進みます。
決勝ではFaZeと対決しますが、グループステージでの手痛い敗北もありFaZeの手堅い防衛に阻まれ0-2のスコアで敗北、BRリーグ準優勝でMajorへと進みました。
Liquidの注目選手はなんと言ってもnesk選手でしょう。nesk選手は2018年からLiquidに所属しており、最後の世界大会優勝は2018年のProLeague Finalのみ、決勝まで進むも準優勝を4回とすっかりシルバーコレクターとなってしまいました。nesk選手は29歳のベテランながらも圧倒的ゲームセンスとフィジカルで向かう敵を返す刀でなぎ倒すゲームメイカーとして今Majorでも活躍できるのか期待されます。

3位:w7m esports

公式Xより

BR3位でMajor進出を決めたのはw7m esportsとなりました。
w7mは昨年のグランドスラム達成ロスターを放出後、旧LOSのメンバーを主体にチームを結成。
前Stageではリーグ4位と好調のまま今Stageに挑みます。
今Stageでは初戦にBRの王者FaZeに延長の末勝利、快調な開幕を迎え、続く試合でも旧w7mロスターのFURIAに勝利を挙げ、グループステージを7勝2敗でグループ2位でプレイオフ進出を迎えました。
プレイオフでは初戦の相手FaZeとBO3の対決をしますが、ここで王者FaZeの対策力に阻まれ自ピックのマップも獲得できずに3位決定戦へと進みます。
3位決定戦では新旧w7mロスターの対決となるFURIAと戦い、ここでw7mの勝負強さが存分に出され7-3,7-4と相手にマップを取らせずに勝利、3位でMajor進出を決めました。
w7mの注目選手はVolpz選手です。Volpz選手は前Stageでもチームトップのスタッツを記録したプレイヤーですが、今Stageではドッケビ等のオペレーターピックにも関わらずリーグトップのスタッツを記録。KD差+51、エントリー勝敗+16は共にリーグトップ成績となっています。このvolpz選手の勝負強さが今Majorでも見られるのか、注目です。

LCQ:Black Dragons

公式Xより

BlackDragonsは今オフに主軸選手であったLoira選手がG2へと移籍し、代わりとして前KeydStarsのHornetao選手を入れリーグ戦に挑みました。
BRリーググループステージではやはり主軸選手でチームの要となっていたLoira選手の離脱が手痛く、思うようなラウンドを築き上げる事ができず連敗、グループステージ全敗でBRリーグ最下位でオープン予選プレイオフからスタートしてしまいます。
オープン予選では強豪ひしめくBR地域ながらもBlackDragonsはリーグ出場チームの意地を見せ3勝1敗でLCQへと進みます。
ここから凄いのがBlackDragons、LCQは初戦に同リーグチームE1 Sportsと対決し勝利、続くKeydStars戦にも両マッチ共に2-0で勝利しチームの完成度が高くなったのを感じられます。そして決勝では昨年グランドスラム達成ロスターのFURIA、両者ピックマップを取り合う流れになり3MAP目高層ビルに移りますが、ここでBlackDragonsが勝利。
リーグ戦の雪辱を晴らしLCQからMontreal Majorへの進出となりました。

LATAMチーム紹介

LCQ:Alpha Team

LATAM唯一の出場枠を勝ち取り、メジャー出場を決めました。
LATAM地域では全12チームがNorthとSouthの2つのグループに分かれて戦い、その順位に応じてLCQ出場権やシード権などを獲得できます。Alpha TeamはSouthのグループステージを7勝3敗で1位通過したことで、LCQには有利な状態で入ることができていました。
そのLCQ決勝戦では昨シーズンLATAM王者かつ、Northグループで10戦10勝と絶好調のTeam Crueltyとの戦いとなり、誰もがTeam Crueltyの勝利を予想していた中で、Alpha Teamが前評判を覆して勝利しました。
今回のメジャーでは残念ながらビザ問題の影響で3人の選手が出場できませんが、代役として別チームから2名の選手が合流し、まずはPhase 2進出に向けて戦います。

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この記事を書いた人

生粋のEmpireファン
大会シーンも分かりやすく記事にしたいと思います!
Land Valk eSports 副代表&R6S部門マネージャー

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