アジア各地域から予選を勝ち上がってきた4チームがアジア最強の座をかけてオフラインで対戦するAPAC CUP 2024が開催されました。日本からはCAGが予選を勝ち上がり、オフラインの舞台で激戦を繰り広げました。
試合結果を振り返っていきましょう!
試合スケジュール
試合結果
Match 1:Orgless vs. Gamin Gladiators
1st map:クラブハウス (8-7 OGL)
2nd map:カフェ (8-7 OGL)
Decider:アジト
OGLは今回Reeps96選手が来ることができなかったため、代役として急遽nudl選手が参戦しました。nudl選手とLeadr選手はMENAの強豪Geekay Esportsに所属していた頃以来のタッグということもあり、この両名にのみ限って言えば、ぶっつけ本番の今大会でもある程度連携の下地ができているメンバーとなりました。
そういった事情のなか、この日最初のマップはOGLピックのクラブハウスで試合がスタートしました。
試合前半の攻守交代時点ではラウンドスコア3-3とイーブンでの折り返しとなりますが、攻撃に転じたGGは得意の攻撃で見事な崩しでラウンドスコア6-3と早々にマッチポイントに手をかけます。しかしOGLも防衛で驚異の粘りを見せ延長まで追いつくと、延長フルラウンドの末にOGLがクラブハウスを取り切りました。
続く2マップ目のカフェでは攻撃スタートのGGが序盤にリードをとって防衛に回ると、ラウンドスコア6-4と再び勝利が目前まで来ますがクラブハウスと同様にあと1ラウンドが遠く、またしてもOGLの猛追によって延長フルラウンドまでもつれ込むことになり、OGLが逆転してカフェも取り切りました。
この試合の結果、Orglessがマップスコア2-0でGrand Finalにコマを進めることになりました。
Match 2:CAG Osaka vs. BNK FearX
1st map:山荘 (7-5 CAG)
2nd map:アジト (7-3 CAG)
Decider:領事館
試合はCAGピックの山荘でスタートしました。攻撃スタートのCAGはピックマップであることや山荘というマップの特性から攻撃でラウンド差を稼いでおきたいところでしたが、ラウンドスコア2-4と防衛のFearXにリードされて攻守を交代することになります。特に盾メタ環境の今シーズンで盾オペレーターが得意なNova選手がMontagneをピックし続けることもあって苦戦するかに思われましたが、CAGの防衛で当たり方や少人数戦の強さがFearXを上回り、ラウンドスコア7-5でまずはCAGがピックマップを取ります。
続く2マップ目はFearXピックのアジトとなりました。アジトはCAGが直近のメジャーで2試合見せていたこともあり、FearXにとって情報揃っている状態でぶつけてきた勝負のマップでしたが、ふたを開けてみればCAGがラウンドスコア7-3とマップの練度の差を見せて勝利しました。アジトは角の多い入り組んだ構造になっていることもあってか、CAGが防衛スタートで流れをつかめたことも大きかったように思われます。
この試合の結果、CAG Osakaがマップスコア2-0でGrand Finalにコマを進めることになりました。
Grand Final:CAG Osaka vs. Orgless
1st map:ナイトヘイヴンラボ (7-4 CAG)
2nd map:カフェ (8-7 CAG)
Decider:領事館
決勝戦はCAGピックのナイトヘイヴンラボで試合がスタートしました。CAGの得意マップということもあり何としても取り切りたいマップでしたが、序盤は防衛スタートのOGLによる要所要所のハードピークで勝負を仕掛けられたことでCAGも攻撃の組み立てに苦しみ、ラウンドスコア2-4で攻守交代となります。OGLにリードを取られたCAGでしたが、防衛に回ったCAGはClashを使って安全に情報を取ったうえで勝負を仕掛け人数有利をとって相手の囲い攻めを阻止する動きや、味方との距離感やカバー意識の高さでOGLの思い通りの攻撃をさせないための当たり方をするなどの防衛方法が噛み合い、防衛ラウンド5連取でCAGがナイトヘイヴンラボを取り切ります。
2マップ目はOGLピックのカフェということで攻守選択権をもつCAGは得意の防衛スタートをします。序盤はラウンドスコア3-3と互いにラウンドを取り合う展開となります。OGLの防衛における仕掛ける当たり方を警戒していることもあってか、攻守交代後のCAGはAnitun選手のMontagneを軸に攻撃を組み立てていくことになります。カフェというマップにおける盾オペレーターの相性の良さや盾メタという現環境、そしてなによりAnitun選手の使用するMontagneの報告の質やキル能力の高さもあり、エリアの確保やキル拾いなどで攻撃の組み立ての軸として活躍していました。カフェにおいて先にマッチポイントに手をかけたのはOGLでしたが、CAGもホームチームとして粘りを見せ、最終的に延長フルラウンドの末にラウンドスコア8-7でCAGが取り切りました。
この試合の結果、CAG Osakaがマップスコア2-0で優勝を果たしました。
MVP選手
APAC South MVP
- Leadr選手
APAC North MVP
- Anitun選手