【S.I.2025】シックスインビテーショナルAPAC予選が終了。激戦を勝ち抜いた日本チームCAGがインビ出場をつかみ取る!

2025年2月に行われるSix Invitational 2025。2024年の世界大会で好成績を収めた上位16チームと、各地域のオープン予選を勝ち抜いた4チームの計20チームが本大会に出場できます。
日本はAPAC地域に割り当てられており、APAC地域のオープン予選はまず日本・韓国・アジア・オセアニアの4地域で行われました。そしてそれら地域の1位通過した計4チームがAPACの1枠をかけて2025年1月4日~5日の2日間でオーストラリアの地で戦いました。

目次

APAC予選 試合結果

出場チーム一覧

  • 日本:CAG Osaka
  • 韓国:BNK FEARX
  • アジア(東南アジア+南アジア):Dire Wolves
  • オセアニア:Chiefs Esports Club

試合結果

Upper Bracket 第1試合

CAG Osaka – Chiefs Esports Club

CAG Osaka 2-0 Chiefs Esports Club

1st map:銀行 (7-4 CAG)
2nd map:カフェ (7-3 CAG)
Decider:高層ビル

2024年11月に行われたBLAST R6 Major Montreal 2024以来の対戦となりました。
前回対戦時にはBO3をマップスコア1-2とCAGが敗北していたため、この2ヶ月でどこまで両チームが成長しているのか、注目の試合となりました。
CAGにとっては苦い記憶がある対戦相手でしたが、ふたを開けてみればBO3を2マップ連取したCAGが快勝しました。特に前回対戦時に対応しきれなかったChiefsの攻撃に対してCAGが防衛でラウンド取得を重ねられたことが勝因になりました。

BNK FEARX – Dire Wolves

BNK FEARX 2-1 Dire Wolves

1st map:領事館 (7-2 FearX)
2nd map:クラブハウス (4-7 DW)
Decider:銀行 (7-2 FearX)

数年ぶりの公式大会での対戦となった両チームの戦いはマップスコア2-1でFearXが勝利しました。
マップスコア上では接戦でしたが、各マップのラウンドスコアではFearXがリードする展開が続いていました。
DWの終盤の少人数戦の隙やマップ習熟度の差などをFearXが上手く突いた印象でした。

Lower Bracket 第1試合

Chiefs Esports Club – Dire Wolves

Chiefs Esports Club 2-1 Dire Wolves

1st map:カフェ (3-7 DW)
2nd map:高層ビル (7-4 Chiefs)
Decider:銀行 (8-6 Chiefs)

負ければ敗退のLower Bracketでの試合はマップスコア2-1でChiefsが競り勝ちました。
互いのピックマップを順当に取り合い、最終マップの銀行での試合はラウンドスコア8-6と延長にもつれ込む接戦となりました。攻撃が得意なChiefsが序盤の攻撃ラウンドをなかなか取れない展開が続き、ラウンドスコア4-2とDWにリードされた状態で防衛に回ることになります。攻撃に回ったDWはラウンド差を離すことなく一時はラウンドスコア6-4と先にマッチポイントを取りますが、Chiefsが崖っぷちで粘りを見せ延長にもつれこみ、最終的には逆転勝利でChiefsがLower Bracket 第2試合にコマを進めました。

Upper Bracket 第2試合

CAG Osaka – BNK FEARX

CAG Osaka 2-1 BNK FEARX

1st map:領事館 (4-7 FearX)
2nd map:高層ビル (7-2 CAG)
Decider:山荘 (7-5 CAG)

2024年12月に日本でオフライン開催されたAPAC Cup 2024以来のわずか1ヶ月ぶりの対戦となりました。
前回対戦時にはBO3をマップスコア2-0でCAGがストレート勝利していたためCAG勝利予想が多い中での試合となりました。
1マップ目はFearXピックの領事館で試合がスタートします。領事館はCAGにとっても得意マップのひとつであるため、日本のCAGファンにとっては勝利が期待できるマップBANでしたが、実情はラウンドスコア7-4でFearXがマップを獲得しました。
不安がよぎる試合展開となりましたが、2マップ目の防衛有利とされる高層ビルではCAGがピックした自信を証明するように、攻撃でラウンドを連取してリードすると、そのままラウンドスコア7-2でマップを獲得します。
最終マップの山荘では互いにラウンド取得を重ね、ラウンドスコア5-5と競り合う展開が続きますが、最後はCAGが防衛でしっかりラウンドを取り切り、勝利しました。

Lower Bracket 第2試合

BNK FEARX – Chiefs Esports Club

BNK FEARX 2-1 Chiefs Esports Club

1st map:クラブハウス (7-4 Chiefs)
2nd map:領事館 (8-7 FearX)
Decider:アジト (7-3 FearX)

2024年11月に行われたBLAST R6 Major Montreal 2024以来の対戦となりました。
前回対戦時にはBO3をマップスコア2-0でChiefsがストレート勝利していたためその結果のみを考慮するとChiefs有利かに思われますが、今大会のFearXの成長もあり、接戦が予想されました。
接戦の予想の通り、互いにピックマップを取り合い試合は最終マップのアジトまでもつれ込みました。
アジトでは攻守交代時点ではラウンドスコア3-3と拮抗した展開でしたが、後半防衛に回ったFearXが一気に突き放し、ラウンドスコア7-3で勝利しました。
Chiefsはアジトを始めとして様々なマップでDeimosを主軸にした鋭い攻撃がひとつの武器ですが、アジトではDeimosがオペレーターBANされていたことが、攻撃ラウンドを取れなかったひとつの要因に思われます。

決勝戦

CAG Osaka – BNK FEARX

CAG Osaka 2-0 BNK FEARX

1st map:ナイトヘイヴンラボ (7-4 CAG)
2nd map:カフェ (7-1 CAG)
Decider:アジト

決勝戦は再び日韓対決となりました。
Upper Bracket で勝ち残っていたCAGはこの日FearXの試合を見ることができていたため、マップBANやオペレーターピックなどの新鮮な情報を持っている有利な状態で試合に臨むことができました。
試合はCAGの得意なナイトヘイヴンラボから始まりました。
攻撃スタートのCAGはラウンドスコア5-1と大量リードで攻守交代に成功し、続く防衛で一気にラウンドスコア6-1とマッチポイントに手をかけました。勢いのままマップを取り切るかに思われましたが、FearXも攻撃で粘りを見せます。
最終的にはラウンドスコア7-4とCAGがマップを取り切りますが、FearXの恐ろしさを見ることになりました。
2マップ目はFearXピックのカフェでの戦いとなりました。
カフェは基本的には防衛有利マップと考えられていますが、近年では攻撃でラウンド取得を重ねるチームも多いため読めないマップです。特にナイトヘイヴンラボでのFearXの攻撃での追い上げを見ていたこともあり一抹の不安を感じる中で試合がはじまります。
ですがマップが変わってメンタルもリセットされたのか、防衛スタートのCAGはその不安を全く感じさせることなくラウンド取得を重ね、ラウンドスコア6-0と防衛ラウンドを全て取得して攻撃に回ることに成功しました。CAGは攻撃最初の1ラウンド目こそ落としますが、その後はしっかり勝ち切り、マップスコア2-0とストレートで勝利しました。

この試合の結果、CAG OsakaがSix Invitational 2025への出場を決めました!

S.I. 2025出場チーム一覧 (2025年1月6日現在)

北アメリカ

  • ex-Cloud9 Beastcoast
  • DarkZero
  • Spacestation Gaming
  • M80
  • Shopify Rebellion (元Soniqsロースター)
  • 予選突破チーム (2025年1月13日に決定)

南アメリカ

  • w7m esports
  • FaZe Clan
  • Team Liquid
  • FURIA Esports
  • 予選突破チーム:RazaH Company Academy (元E1 Sportsロースター)

ヨーロッパ

  • Team BDS
  • Team Secret
  • Virtus.pro
  • Team Falcons
  • 予選突破チーム (2025年1月13日に決定)

アジア

  • SCARZ
  • ex-BLEED
  • PSG Talon
  • 予選突破チーム:CAG Osaka

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