【S.I.2025】日本チーム6年振りのSix Invitational Playoff、CAGはメジャーリージョンチームに善戦！ / Six Invitational 2025 プレイオフ Day 2

2025-02-11

現地時間2月3日に開幕したSix Invitational 2025。
Year 10を迎える前の最後の世界大会である今大会には、世界中から20チームが参戦しています。
現地時間2月3日～2月7日にかけて行われたグループステージではプレイオフに進出する各グループ上位4チームが決まりました。
4グループそれぞれの上位4チームである計16チームが現地時間2月9日～2月16日にかけてプレイオフを戦い、上位まで勝ち抜くことでオフライン有観客の舞台で優勝をかけて戦うこととなります。
プレイオフ Day 2では昨日のUBで敗北したチームとグループステージ下位チームの対決となるLower Bracketの試合となります。その中には我らが日本CAGも。

プレイオフ Day2結果

Lower Bracket 第1回戦

CAG Osaka vs M80

CAG　2-0　M80
1stMAP：アジト (8-7 CAG)
2ndMAP：ナイトヘイブン (7-5 CAG)
~~Deceider：高層ビル~~

日本チーム6年振りのPlayoff進出となったCAGが初戦に対するは前日の試合で問題が発生しファンを騒がせたNAの強豪M80となりました。
初戦はM80ピックのアジトから試合が開始され、防衛から試合を進めたCAGは序盤から試合を優位に進めます。
クラッシュを使用した戦術や現地外での駆け引きでM80の攻めのリズムを崩し1,2Rを連取、3R目には現地に対して強く当たったM80にラウンドを取られてしまう物の、4R目にはAnitun選手の1v2クラッチで試合の流れをCAGに取り戻し、3-3で折り返しました。攻防交代後は直後の1R目を取られてしまう物の、続く2R目をGrimやYingを使用した戦術でラウンドを獲得、タイムアウトを挟み3R目にも現地と上下を巧く使った戦術でM80を責め立て4R目にはBlackBeardとGrimを使った早めの攻めでラウンドを獲得、6-4でCAGがマッチポイントを獲得します。しかしここから流石のM80、タイムアウトで落ち着きを取り戻すとCAGの早い攻めやエリア取りに対し現地を固く守る方向にシフトし、ラウンドを連取し延長へと進みます。
延長後は攻めからスタートしたCAG、またも盾とDokkaebiを併用し早い攻めを見せるもののM80のツーマン遊撃に当たられラウンドを落とします。防衛ではCAGが獲得し7-7の延長マッチポイントでCAGはここでタイミングを巧く合わせたYingを使用した攻めを見せラウンドを獲得しラウンドスコア8-7でCAGがM80ピックマップを獲得します。
続くナイトヘイブン戦では防衛から始まったCAGでしたが、M80の攻撃に大きく苦しみます。
防衛の1Rを獲得するも続く2,3,4Rをエリアフォーカスを合わせたM80の攻めに人数有利を取られラウンドを連続で落とします。続く5R目にはまたも人数不利を背負う物の3v5から連携と撃ち合いで跳ね返しCAGがラウンドを獲得、落ち着きを取り戻し3-3で攻守を交代します。
攻撃に回ったCAGは2Fの防衛に対し下からエリアコントロールしM80を攻めます。
ファーストブラッドを取られても的確なカバーや浮いたプレイヤーを潰しに行く動きでCAGはラウンドを重ねます。その後もラウンドを取られ4-5となってしまう物の、平面から仕掛ける攻めや合わせ、Nokkを使用した攻め等で戦術の幅の広さで対応しラウンドを3連取、7-5でナイトヘイブンを勝利すると2-0でCAGの勝利となりました
M80はここで敗退となってしまいます。

Oxygen Esports vs Shopify Rebellion

OXG　2-0　SR
1stMAP：アジト (8-6 OXG)
2ndMAP：クラブハウス (8-7 OXG)
Deceider：国境

Team Falcons vs w7m esports

FLCNS　2-1　w7m
1stMAP：クラブハウス (8-6 FLCS)
2ndMAP：領事館 (7-4 w7m)
Deceider：高層ビル (7-5 FLCS)

FaZe Clan vs Team Liquid

FaZe　2-1　Liquid
1stMAP：ナイトヘイブン (7-3 FaZe)
2ndMAP：カフェ (7-5 Liquid)
Deceider：領事館 (7-1 FaZe)

Lower Bracket 第2回戦

Unwanted vs CAG Osaka

Unwanted　2-1　CAG
1stMAP：ナイトヘイブン (7-0 UW)
2ndMAP：領事館 (7-1 CAG)
Deceider：アジト (7-5 UW)

前試合で勝利を挙げたCAGのプレイオフ第二戦は前試合と同地域Unwantedとなりました。
Unwantedはメンバーが2名違うといえど2024年Manchester Majorでは優勝を果たしているチームで厳しい戦いになる事が予想されました。
1MAP目はCAGピックのナイトヘイブンですが、驚きの結果となりました。
攻撃から始まったCAGは1R目にまずは様子見の順取りの攻めを見せるも前試合でCAGがプレイしてた影響もあってかUnwantedの固い守りに阻まれます。
1の動きや盾を使った早めの攻めを取り入れたCAGでしたが、ここは流石のMjaor優勝チームUnwanted、Gaveni選手やHotancold選手の遊撃や、現地を守っているSpiritZ選手のプレイにCAGは苦しみます。
3R目にはYingを利用したラウンドの畳みかけを見せるもUnwantedはうまくこれに対応、射線カバーやポジショニングでこれに対応するとUnwantedの勝利となり、ラウンドを上手く取り切る事にはなりません。
終わってみると7-0でCAGは一本もラウンドを取れることなくピックマップのナイトヘイブンを落としてしまいます。
続くUWのピックマップ領事館では守りから始まったCAG、マップ間で切り替えて挑みました。
1R目にはUWがセットプレイを試みるもCAGはうまくこれにガジェットを上手く利用して対応、流れを掴みに来たUWの出鼻を挫きます。続く2R目では順取りにいったUWに対しまずはガジェットを利用して割職を落とすとハードピークで外に対してShuReapが2キル目も獲得、人数有利を握り固く守りラウンドを獲得します。
そのまま要所要所でのCAGの面々のプレイでUWの攻めを阻み6-0の大差でラウンドをマッチポイントで折り返します。
攻撃に回ったCAGは攻撃でファーストピックを取ると一気にセットプレイを試みます。
しかし、UWの巧みなリテイクやタイミングを合わせた飛び出しでラウンドを落として6-1になります。
続く2R目、残り時間40秒まで5v5の状態が続きCAGがSENSを利用したセットを1Fに対し試み成功、リテイクにきたプレイヤーに対し射線ロックで的確に対処しラウンドを獲得し、7-1で領事館をCAGが勝利します。
そしてDeceider MAPのアジトに続きます。
前試合では延長まで進むも勝利をしたアジトでの試合でCAGは攻撃から開始となります。
攻撃1R目にはYingをBANされたCAGは代用としてGlazを使用、現地に対しFBを取ると一気にプラントへと向かいラウンドを獲得し前MAPの勢いを継いだまま試合展開を掴みます。
しかしここでUnwanted、防衛を現地に主軸を置いた守りに切替えます。
盾を利用した攻めに対してカバープレイヤーを潰す事でCAGの攻めを阻みます。
これによりUWがラウンドを3連取、たまらずCAGがタイムアウトを取り、タイムアウト後には地下防衛に対しCAGは突き下げで現地のポジションを潰してから現地へのアプローチを開始、Unwantedは正面からの攻めとカバーに苦しみラウンドを落とすも続くラウンドではUWがラウンドを獲得、2-4でUW有利でCAGが防衛に回ります。
防衛のCAGは防衛1R目にUWの遊撃を潰すプレイでCAGの守りを瓦解させラウンドを取ると続く2R目、1F防衛のCAGに対して盾を使った強引なプレイで2Fを取り切ると2v4からCAGが要所要所の撃ち合いに勝利するとShuReap選手のACEでラウンドをもぎ取ります。
続く3R目にはUnwantedのMontagneでジワジワと詰めてくる攻めに対しCAGが動きで対処するもロック射線でCAGのプレイヤーが潰されラウンドを落とし3-6でマッチポイントとなります。
しかしここでCAGは諦めずUnwantedの攻めに対し撃ち合いを多くし駆け引きの部分で勝利を掴みます。
4,5R目を連取し5-6まで追い付くもUWのタイムアウト、タイムアウト後の6R目に外に撃ち合いに行ったShuReap選手をまず潰し、ラインを下げたCAGに対しタイミングを合わせた攻めに対しCAGは撃ち合いに行く前に潰される形となりラウンドを落とし7-5でUnwantedの勝利となりました。
マップスコア2-1でUnwantedの勝利となり、CAGの2024年シーズンの旅路はここで途絶えることとなりました。
しかしCAGはグループステージでメジャーリージョンチームを倒し2019年ぶりのSix Invitational Playoffに進出、日本のプレイヤーに希望を見せてくれました。
2025年シーズンの活躍も更に期待せざるを得ません。