皆さんこんにちは。Alu.と申します。
今日はSix Invitational 2021参加チーム紹介第8弾ということで、NA地域からTSMを紹介していきたいと思います。
過去のチーム紹介はこちらから
TSMってどんなチーム?
まずはTSMのチーム情報から。
“TSM(以前はTeam SoloMidとして知られていました)は、2009年9月にAndy “Reginald” Dinh兄弟とDan “Dan Dinh” Dinh兄弟によってコミュニティWebサイトSoloMid.Netを中心に作成されたアメリカのeスポーツ組織です。”(Liquipedia)
eスポーツチームとしての歴史は長いものの、シージへの参入は2019年。Merc選手に加えストリーマーとして非常に人気の高いBeaulo選手と、Excelerate Gamingの元ロースター3名を迎える形でのスタートとなりました。その後数回のメンバー入れ替えを経て、2020年6月から現行のメンバーで活動中です。
メンバー紹介
現在のメンバーです。
メキシコ出身のGeometrics選手を除いた6名はアメリカ人で、Beaulo選手以外のロースター全員が過去にExcelerate Gamingに参加、あるいはメンバーとして大会に出場した経験を持ちます。
TSMの特徴
チームはリーダーでセカンドエントリーのAchieved選手、エントリーフラッガーのMerc選手、サポーターのChala選手、Geometrics選手、フレキシブルな動きを担当するBeaulo選手という構成です。
North American League 2021 Stage 1では、メンバー個人として見ると突出した数字は残しておらず、良くも悪くもバランスが取れているチームだと言えるでしょう。メンバーそれぞれが役割を的確にこなしているという印象を受けます。
攻撃に関しては、Geometrics選手のディフューザー設置回数が11回と地域トップ。またチーム全体でのディフューザー設置成立回数は地域2位ですが、無理に設置に行く攻撃スタイルというわけではなく、丁寧にマップを広く制圧し囲い込む場面がよく見られます。しかし、ポイントへのエントリーに迷いを見せる場面も多く、攻めあぐねた結果ポイント外で勝敗が決することもしばしば。丁寧さが仇となって落とすラウンドをどれだけ減らせるかが攻撃のカギとなるのではないでしょうか。
防衛ではAchieved選手やBeaulo選手を筆頭に、遊撃によって相手人数を序盤から削りに行くという攻撃とは打って変わって積極的にピークを重ねてキルを奪っていくパワープレイも見られます。しかし、撃ち合えずにフリーキルを取られる場面も何度か見られ、攻撃に比べてやや雑という印象は否めません。
最近の成績は?
North American League 2021 Stage 1 は4勝4敗と勝ち越すことができず、リーグ内順位は5位と低迷。少し気になったのはリワーク直後の山荘でのSSGとの対戦。カバー射線が引けていない状態で一人ずつ倒されていってラウンドを落とすというもったいない場面が序盤に多く見られました。
対してMirageとの同じく山荘での対戦の2ラウンド目では、開始30秒でポイントに侵入しディフューザーを設置するという超高速の攻めも見せており、状況に応じた手札の多さも垣間見ることが出来ました。
North American League 2021 Stage 1 の詳細はこちらから
総評
昨年のSix Invitationalでは優勝したSpacestation Gaming、準優勝のNinjas in Pyjamasにプレーオフで敗れ3位と悔しい結果に終わりました。Chala選手以外の4名は去年のSix Invitationalにも出場しており、雪辱を晴らす機会として気合が入っているのではないかと期待できるチームの一つです。