皆さんこんにちは。Alu.と申します。
今日はSix Invitational 2021参加チーム紹介第16弾としてNA地域からDarkZero Esportsを紹介していきたいと思います。
過去のチーム紹介はこちらから
DarkZero Esportsってどんなチーム?
DarkZero EsportsはアメリカNA地域に所属するチームで、現在レインボーシックスシージにのみロースターを持つシージ専門のプロゲーミングチームです。
チームとしてのスタートは2018年の11月ですが、その前身となるSK Gaming、そしてSK Gamingの前身であるFlipSid3 Tacticsと、さらにその前身であるTrinity eSportsを含めると実に2016年までチームの歴史を遡って語ることができます。
2016年にTrinity eSportsを吸収する形でFlipSid3 Tacticsが誕生。当時のFlipSid3 TacticsのロースターにはJarvis選手やPojoman選手といった有名なプレイヤーが所属していたほか、現在のDarkZero EsportsのロースターであるMint選手も当時から参加していました。その後2018年2月にロースターがそのままSK Gamingに移籍し、同年11月にDarkZero Esportsが吸収しました。
メンバー紹介
現在のチームメンバーです。
Trinity eSports時代からプロリーグの最前線にいるキャプテンのMint選手。チームの司令塔でありながらサポートに徹するプレイスタイルを好み、スタッツ面での貢献度は高くないように見えますが、チームにとってはなくてはならない存在です。彼以外のメンバーは大きく入れ替わっておりSK Gaming以前の面影はありませんが、かつてRogueに所属していたEcl9pse選手が加わったり、コンソール版レインボーシックスシージで功績を上げていたSkys選手が加入したりと、現在のメンバーも精鋭が揃っています。
DarkZero Esportsの特徴
North American League 2021 Stage 1において、アタッカーのEcl9pse選手のRatingは1.17という地域3位の数字を残しておりチームに貢献していますが、チーム全体の数字を見るとやや物足りないという印象を拭えません。North American League 2021 Stage 1では6位と大きく順位を落としており、その背景がこのスタッツ表の数字に表れていると言えます。
オペレーターBanの傾向として、攻撃側はマップによって変動しますが防衛側はValkyrieを選択する場合が多く、ごく稀にMaestoroを蹴るなど情報系オペレーターを嫌う傾向にあるようです。そのような状況にありながらもニトロセルを用いたキルが多く、チーム内での情報共有には優れているようです。
最近の成績は?
先述のように、North American League 2021 Stage 1は6位に終わりましたが、これはSix Invitational 2021に向けた調整、作戦隠しによる結果という可能性も否定できません。そんな状況下でありながらも、Hyper選手を始めとした撃ち合いの強い選手達によるキルの応酬が多く見られ、試合には負けても観ていて面白い展開が多いという印象でした。
特に防衛側ではSmokeやJagerなどのオペレーターを用いたポイント外での局所的な守りも見せており、連携力よりも個人の撃ち合い力の強さに依存した戦術を取っているようにも見えました。
North American League 2021 Stage 1 の詳細はこちらから
総評
昨年のSix Invitational 2020ではプレーオフでSpacestation Gamingに敗れ、Lower BracketでもNinjas in Pyjamasにストレート負けを喫し上位入賞とはなりませんでした。長年Mint選手と共にFlipSid3 Tactics時代から大会に出場してきたHotancold選手がMirageに移籍したことで、チームの雰囲気がどう変化したのか気になるところです。