今年もいよいよEuropean Challenger League 2022 Qualifier 1がスタートします。
昨年に続いて、今年度もEuropean Challenger League 2022を勝ち抜きそうな注目チームをご紹介したいと思います。
Eplus4(-.-)
- JoyStiCK
- ShepparD
- dan
- Always
- karzheka
レインボーシックスシージを代表するメンバーが勢揃いのチームです。
そもそも今年度もプロリーグを戦っていたはずのJoyStiCK率いる旧Empireロースターですが、昨年Team Empireのメンバーとして活躍していたScyther以外の4名がチーム編成に色々な事情があり、チームを離れました。
JoyStiCKたち4名は同じチームとしてCLから世界一を目指すことに決め、そこにTeam Empireでかつてチームメイトだったkarzhekaが加わりました。
今の実力で世界大会出場どころか優勝してもおかしくないチームであり、今年度のCL優勝最有力株です。
WYLDE
- korey
- AceeZ
- Jay
- BZ
- Gsla
Rogueの中心メンバーとして活躍していたkoreyとAceeZ、昨年からドイツリーグで活躍を続けている元Sissi State Punksのメンバーで構成されているチームです。
彼らの実力はプロリーグでもトップクラスの成績を残せるエースプレイヤーのAceeZが居るというだけでなく、他のプレイヤーも撃ち合いの強さとフレキシブルな立ち回りのできるメンバーが揃っています。
実績も残しており、Gamers Without Borders 2022ではプロリーグチームを破り見事優勝し、EU代表として世界大会出場を決定させています。
Eplus4を倒してもおかしくないチームのひとつであり、注目チームのひとつです。
また、チームのオーナーはあのウサイン・ボルト氏でチームが勝利した際の勝利ポーズにあのポーズが出てくる事もあり、そのような点も面白いチームです。
Helios Gaming
- Adriano
- Draw
- Ra1kos
- Linkoo
- Meloo
昨年DeathroWの一員として活躍していたメンバーが中心となったチームです。
チームの要であったJaksとチームに残り続けていたrobinを放出し、OkaCorpからLinkooとMelooといった破壊力のあるメンバーを獲得しました。
新メンバーのLinkooはヴィラなどの得意マップでの立ち回りは、EUプロリーグ出場チームでも苦しめられる程の実力の持ち主です。
Melooは昨年Acendのエースとして活躍しており、チームにこれまでなかったエースとしての破壊力を秘めた選手です。
昨年のチャレンジャーリーグではYuzusなどの破壊力を持つエースアタッカーを持つチームが勝ち上がっただけにこれは大きいポイントです。
注目チームの多いフランスの中でも最も強いチームなだけに、今年はどこまで戦えるのか注目です。
Victus
- YZN
- Oscr
- Skeptic
- Skiteyyy
- Eupor
Gamers Without Borders 2022ではJoyStiCK率いる旧Empire軍団をBO1とはいえ破る活躍を見せました。
それだけでは終わらずプロリーグ出場チームのRogueも破り、実力は誰もが認めるところです。
メンバーは昨年Outplayedとしてイタリアリーグを戦った3名が中心のチームです。
現在もイギリスリーグで首位をキープし続けており、その状態で直近ではより高みを目指すメンバーチェンジを行い、サブロースターにはGhostという有望選手を用意したりと完全にチームとして万全の体制を築けています。
今年度は彼らの活躍に注目が集まります。
Mkers
- Gemini
- Sasha
- Aqui
- Lollo
- Dora
昨年はCL昇格筆頭候補と目されていましたが、決勝トーナメントでMowwwgliが大活躍したTotem Esports、SHDが加入し最高潮だったAcendに敗れてしまい、前評判通りとならずにあっさりと敗退してしまいしました。
今年度も力を取り戻したMACKO Esportsに敗れているものの、かつてSix Invitational 2021という大舞台で活躍した力が失われたわけではありません。
直近のPG Nationals Spring 2022 Playoffsは、BO5という過酷なルールの中で1マップも落とさずに決勝戦まで進んでいます。
かつての状態に戻っていれば他の有望チームをあっさり破ってもおかしくないでしょう。
Viperio
- ASTRO
- Curly
- VITO
- Gruby
- Hungry
昨年Viperoのメンバーとして多くのチームを苦しめたCurlyにチャレンジャーリーグのトップチームで戦ってきたASTRO、最近ではプロリーグのトップチームで戦った経験のあるHungryやIQ200のプレイを魅せてくれるVITOなど多国籍なチームです。
レベルの高いイギリスリーグで戦えるだけに、チャレンジャーリーグの枠を争う他チームにとっては脅威となる存在でしょう。
昨年度は夏頃から大幅なメンバーチェンジを行い更なるブーストを掛けただけに今後の移籍などにも注目です。
DeathroW
- Gorank
- Prime
- Frenchy
- Shoukri
- Krizz
昨年と全く違うチームとなっており、アカデミーで中心となっていた3名の選手と昨年プロリーグデビューを果たしたShoukri、EUの強豪チームに在籍していたKrizzで構成されています。
彼らは未だにチームの在り方を模索しており、その状態でフランスリーグでも結果を残せています。
また、アカデミーチームにもフランス国内で有望な選手が溢れているので今後の期待度も含めて筆者個人が注目しているチームです。
Acend
- ENEMY
- EiZ
- NoerA
- RevaN
- Shd
今年度は昨年チームの要となったMelooの代わりとしてNoeraを獲得。今のところチームとしてうまく機能できておらず、苦しんでいますが、今年度のフランスリーグは圧倒的にレベルが高いので勝てなくてもおかしくありません。
プロリーグ復帰は厳しいですが上位進出クラスなら十分あり得るチームでしょう。
Team Alpha
- Koji
- Paiin0
- Kiliator
- Scarex
- Pangoro
ドイツリーグで急成長を続けているチームがTeam Alphaです。
まだスポンサーなどもいないアマチュアチームですが、ドイツリーグで1位のWYLDEに対して2ポイント差に迫る2位に位置付けています。
チームとしてメンバーの動きのバランスや連携が非常に良く、Scarex、Paiin0、Kiliatorは他のチームでもエースとなれる実力の持ち主です。
その中でも特にScarexは飛び抜けており、今の段階でもプロリーグで活躍できるんじゃないかと思える程です。
EUのチャレンジャーリーグでこれ程の選手を抱えているチームというのは昨年のMNMのように優勝を後押しする要因となるので彼らがjoystick達をも破って優勝というシナリオも有り得ます。
個人的に注目しているチームということもありますが、仮に昇格できなくても彼らからプロリーグプレイヤーは近いうちに現れることとなるでしょう。
その他
今年度は他にも注目チームが多くありますが、書ききれないので筆者が個人的に注目しているチームや知名度のあるチームが中心となりました。
その他だとG2に所属していたJonkaが最近加入したTENSTAR、フランスリーグに今年昇格したOkaCorp、321 Sked Esport、Noeticなど他にも注目チームは多くあります。
open予選は回数が限られているためこれらの有望チームと序盤で以下に当たらないかといった運要素にも今年度は作用されやすいかもしれません。
注目のポイント
注目のポイントは2つ
一つ目は元世界王者の経験があるEplus4(旧Empireメンバー)と他の有望チームがどのタイミングで対戦することになるのかです。
Victusの時にも触れましたが、BO1が続く序盤中盤であれば、マップによってはEplus4が負ける可能性は十分ありえます。
ただ、正直なところトーナメントの序盤でEplus4と対戦したいチームはいないでしょう。昨年もMkers相手に序盤に対戦し続けることになったチームがあり、強豪チームがEplus4と序盤で対戦し続けて、ポイントを稼げずにCL予選敗退といった状況が今年度に起きても不思議ではありません。
そのようなリスクを考えると、勝てる可能性があるとは言っても後半で出来るだけEplus4と対戦して、ポイントをどれだけ稼げるのかが重要となるでしょう。
二つ目は地域間の格差です。
EUはイギリス、フランス、ドイツとその他のリーグでレベルが全く違うと言ってもおかしくはない状態にあります。
その他の地域でイタリアのMkersやロシアのトップチームなどEUでも強豪チームとして強さを発揮しているチームも無論います。
しかし、下位チームなども比較すると特にフランスではイタリアリーグで2位3位でもおかしくないレベルのチームが下位争いをしているなどリーグとしてのレベルの高さが伺えます。
このレベルの高さは昨年の結果を見ても説明することができます。
昨年チャレンジャーリーグベスト8以上のチームの内訳はフランスリーグのチームが3チーム、イギリスリーグのチームが2チーム、イタリアリーグが2チーム(内1チームはフランス人ロースターでフランスリーグ昇格戦を勝ち上がれなかったチームのメンバーが集まってできたチーム)、ロシアリーグのチームが1チームでした。75%と多くがイギリス、フランスチームで占められていました。
今年度は特にフランスリーグのレベルが高く、Bekindを除くチーム全てが予選突破出来るだけの実力を備えています。また、イギリスリーグの上位5チームとドイツリーグの上位4チームが非常にレベルの高いチームとなっています。
その他のリーグは、1〜2位チームと2〜3位チームくらいから圧倒的な実力差の溝があるリーグが多くを占めています。
イギリス、フランスのプロリーグチームが各地域とどれくらい実力差を持っているのかもチャレンジャーリーグでは注目ポイントです
まとめ
昨年と比べると実力のあるチームが更に増えたEUのチャレンジャーリーグ、今年度は大本命とプロリーグ出場チームを倒してもおかしくないレベルのチームがかなりの数あります。
まだ予選がスタートしたばかりでメンバー変更も考えると勢力図が描き変わる可能性もあり、目が離せませんね。
見たことがないという方でも各国の特色含めて楽しめる地域となっているのでぜひ一度観戦してみてはいかがでしょうか?